近視の度数の測り方

近視の度数の測り方といえば、やはり一番に思いつくのが、学校の保健室(学校には設置が義務付けられているそうです)の「C」がたくさん並んだ検査表ですね。片目ずつスプーンのようなもので塞いで、視力検査をしました。大人になってからは、免許の更新や会社の健康診断、または、メガネやコンタクトの作り替えの時くらいしか視力検査をする機会はなくなってしまうみたいです。

しかし、そのような場面での視力検査(一般的に、片目でみたときの視力よりも、両目でみたときの視力の方がいいのだとか)は、昔ながらのものとは違って、機械を覗きこんでの検査が行われることが殆どです。メガネやコンタクトを作るときの検査器はもっと精密なもので、乱視まで計れるようになっています。そこまで正確なものでなくても、家庭や職場で簡単にあるていどの視力を計る方法(経験豊富な人ほど、より精度が高いということがよくあるでしょう)もあるんですよ。私たちは自分の視力について、たぶん1.0とか0.5といった風に表現していると思いますが、医療現場ではディオプターという単位を使用して度数を表現します。

・+1D〜+2D・・・1.0〜1.5以上(正視〜遠視)
・+−0D・・・正視
・−1D〜0D・・・0.4〜1.2(正視〜軽度近視)
・−2D〜−3D・・・0.5〜0.05(軽度近視)
・−4D〜−5D・・・0.08〜0.03(中度近視)
・−6D〜−8D・・・0.04〜0.02以下(強度近視)

これらを目安として考え、文庫本っぽい字が小さな本ではなく、ハードカバーの本を用意して、手を伸ばして顔の前に掲げます。この本の文字が読める場所から眼までの距離を計り、100から割った数にDをつけたものがディオプターの度数です。数式にすると、100÷距離(センチメートル)=度数Dみたいですよ。

メガネ選びのポイント

レーシック手術による療養が注目です。乱視で眼鏡を作るなら、空間視の違和感を最小限に抑える処方や、フィッティングができる事が重要になってきます。眼鏡による乱視矯正では、一般的に、度数も軸度もありのままに矯正する方が、物がはっきりと見える(矯正視力が良く出る)のですが、そうすると、空間視の違和感が増ると言うジレンマが起こるのです。

そのジレンマを解消するには、その乱視の度数や軸度だけをいくら見つめても解決しません。眼鏡の度数はもとより、眼鏡の用途、用法、必要視力、年齢、装用テストなどを考慮して、自分にあっため眼鏡を作ることをお勧めします。

レーシック手術とは、角膜屈折矯正手術の一種で、眼の表面の角膜にレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより、視力を矯正する手術で、最近ではイントラレーシックなど、レーシック手術にも種類が増えてきています。